9月2日(土)午前10時30分、松山から第二回目の出版セミナー会場に直行した。
参加者数は第1回目のセミナーの時に比べて約1/3程度。
今回のテーマ
「書きたい人、書いている人へのワン・ステップアップセミナー」
「文章表現における極意」~実際に文章を書くときのセオリーと留意点~
一回目と同様に、1時間ほど使って「出版社のポリシー」「個人出版支援のポリシー」「出版業
界の厳しさ」について説明していただいた。
今回の内容はおそらく本を書き始めている人にとっては基本中の基本だと思うが私にとってはと
ても有難いセミナーだ。
1、文体の統一
2、登場人物の描き方。人物像を描き出す
3、ストーリーの可逆性と不可逆性
4、場面の描き方(カメラアングル)情景描写
5、言葉の選び方
6、文化のリズム
7、書き出しと終わり方
次のようなことが印象に残った。
・本を書こうする人は自分に正直になること。嫌いだから食べないはダメ。嫌いでもまずは食べ
てみる姿勢が大事。人も同じ。色々なことに興味を持つことが大事。我を張らないことも大事。
・手元においておきたいモノは「広辞苑」「歳時記」「20世紀年表」の3点。
・繰り返すことができない悲劇が読者の心を引く。
・作者はカメラアングル的な目を持つことが必要(これが私にとって苦手なのだ)。
・日常、色々な場所で「場面例」を創作手帳に書きとめておくことが大事。
・言葉は豊富なこと。豊富さを探求することが大事。広辞苑を読みなさい。
・広辞苑の中で心の作用を表す言葉は8600語ある。その中でマイナスの作用を表す言葉は
68.8%だそうだ。つまり世の中、プラスよりマイナスの作用を表す言葉が多いということだ。
意外。
・読み手へのサービス精神が大事。
・、(点)や。(丸)にも意味がある。どこで打つか、「呼吸」がポイントだ。
・書き出しは短文から始めるのが良い。20から30字以内。
・見えなくなったときには「終わり」から書く。
・後味の良さが大事だ。
・整合性のない作品はだめ。「歳時記」「20世紀年表」を手元に。
・支援スタントして、発行部数は求めていない。非常に厳しく評価します。これが個人出版かと
いうスタンスでやりたい。レベルの高いものを出していく。
午後から個別相談会に入った。
今回の相談の目的は自分の書きたいテーマをどう絞り込んだら良いのか、市場性も含めて相談し
たかった。しかし、担当者とのやり取りから「あなたがどういうテーマにしたいのかが大事」だ
ということが分った。甘い姿勢は見事に壊された。当然だ。
私のジャンルは恋愛小説ではなくビジネス本だ。恋愛小説を書ける顔ではない。
また、この程度の日記しか書けないので仕上げはライターの方にお手伝いすることを考えている。
セミナーに参加していると自分の無謀さが益々強く感じる。
第三回目は10月開催予定とのこと。三回目は断念のセミナーになるかもしれない。
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