認知症は神様からのプレゼント

認知症の方にどのような声かけが良いかということを紹介している本を読んでいます

読み終えたらどんな本か、著者、等を紹介します。後日

認知症は神様からのプレゼント?

どういうことだろうと思って読み進めていくと

認知症による記憶障害では「死や病気への恐怖」や「今のつらいこと」も忘れてしまうというとのことでした

そうかと思いました

私が働いている施設では看取りの対応もさせていただいているため多くの方に最後を迎える方のお手伝いをしてきたがなぜ最後は穏やかに逝かれるのだろうと思っていました

死の恐怖も忘れてしまうかあ

ただお一人だけ最後まで生きることへの想い、死への不安と戦った方がおられた

元小学校の校長先生のNさん、101歳

最後まで記憶障害らしきものは感じない方でした

毎日、新聞を隅々まで読み、手紙を書き、映画や音楽がお好きで、映画専門チャンネルの操作の仕方やDVDやCDの購入などお手伝いしました

最後が近くなった時ご自分でわかるのでしょうか、嘆きのようなお声を発したり、苦痛や苦しさでしょうか「手塚さ〜ん」と呼ぶ声も悲しげでした

「まだ死にたくない」とおっしゃっていたと亡くなった後で聞きました

残念ながら最期をお送りできませんでした

Nさんは神様さまからのプレゼントはいただけなかったと思いますが、そのかわり最後の一息まで生きることへのパワーをプレゼントされたのだと思います

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