労働組合も組織風土を学ぶ

一昨日、大手企業グループの労働組合幹部の研修の場で組織風土について情報提供させていただきました。
情報提供の題は「ギスギスした職場はなぜ変わらないのか」。
副題は「信頼をベースとしてお互いに助け合い、高め合えるような人間関係が築かれている組織(職場)風土づくり」。
組合が組織風土に関心を持って、経営側に改善を提案することは珍しいことではありませんが、更に一歩も二歩も踏み込んで、「どうすれば組織風土を変えることができるのか」「なぜギスギスした人間関係ができるのか」を組合幹部自ら学ぼうとする企業は多くないと思います。
そういうことができるのは、組合幹部の方の中に、組織風土に関して問題意識を強く持って研修企画をする人がいるからだと思います。
労働組合は経営側と同等の立場でもあるわけですから、組織風土面からの改善要望するだけでなく、“一緒に取組んでいく”という姿勢が大事だと思います。
また、労働組合は、社員にとっては“かけ込み寺”的な存在です。
したがって、いろいろな情報が入りますから組織風土問題についても顕在化し易い立場にあります。
単に、組織風土面の改善要求をするだけでなく、本質的な問題改善に取組むような働きかけをしてほしいと思います。
手塚利男

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