69歳介護士奮闘記〜突然起こる

「うるさい！」
「ご飯なんか食べない！」
夕食前、食堂に誘導するために訪室した時
「Yさん、ご飯ですよ」
「行きましょうね」
すぐに返事がなかったので、もう一度声をかけた
その時
「うるさい！」
と意外な言葉が返ってきた
こう言う時は、同じスタッフが何度も声掛けしたり、説得しても、逆効果だ
特にYさんは男性嫌いらしい
と言うのがスタッフ間の認識
本当かわからないないが
ある時、
「Yさんは男嫌いなんですか？」
と聞いたら、そうだと返ってきたから本当なんだろう
ただし、いつもではない
移譲や排泄介助も問題なくできることが多い
ただし、どっかで、地雷を踏むと今回のようなことが起きる
何がスイッチなんだろうねとスタッフ同士で話をしているが
不明だ
今回は、部屋を暗くしてテレビもつけず寝ていた
普段は夕方でも部屋は暗くせずにテレビもつけて寝ないようにしているが
失敗だ
誰でも寝ているところを起こされると気分は良くない
今回は私より遥かに経験の長い女性スタッフと組んでいたので2回目の誘導はすぐに代わってもらった
その後、しばらく「起きない、食べない」と続いたようだが起きていただいた
半年前のYさんはそんなに急に起こることがなかった
食べている時に他の利用者さんと目が合って、何を見ている！と怒り出すことなど以前はなかった
そういう言動が出てくるのも歳を取ると当たり前なんだろう
最後まで支援するということはそういうことも見ていくことになる
我々スタッフは交代して支援するが、これがご家族だと辛いこともあるんだろう
自分が歳を取ったらどういう言動をする爺さんになるんだろうか
iPhoneから送信