仕事の品質問題について考える

メールニュース「コラム」を書く機会をいただいた。
「不具合製品の大量回収」「品質問題の隠蔽」「データの捏造」など、企業姿勢に疑問を持つよ
うな報道を最近ひんぱんに目にする。
商品開発、設計、生産技術、生産などの現場で目に映るのは「良いものをより安く早く」市場に
届けようと一人ひとりが精一杯努力している姿である。
それでも品質問題が次から次へと起きる。
問題の起こりそうなものづくりの現場にはある共通点がある。
それは、職場あるいは一人ひとりが仕事をしていくうえで何をよりどころに「品質」を守ろうと
しているのかが見えないことである。
一人ひとりが精一杯努力しているが、ある職場では納期が最優先であり、ある職場ではコスト最
優先であり、ある職場ではその部門が管理している予算枠を守ることが最優先だったりする。
“良いもの”がお客様にとってではなく、上司や部門、会社にとって良いものになっていること
もある。
 必ずしも品質を一番大事にし、それを優先して物事を進めるような環境になっているとは思え
ないのである。しかし「品質第一」の環境づくりの方法はある。

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