大震災を境に世の中の状況が刻々と変わって行くように思います。
先まで読めない状況です。
だから自分で考える力を持つことが大事だと・・・。
これからどうなるのか、自分はどうするのか、を自分で考える。
最近、自分に問いかけています。
考えることの大事さを父親が娘に語りかけている映画のシーンが好きです。
映画「たそがれ清兵衛」(2002年上映)です。
父親(たそがれ清兵衛)が、囲炉裏端で内職の虫かごづくりをしています。
その脇で娘が論語の素読をしている。
父親(たそがれ清兵衛)が娘に「どうしたんだ」と聞きます。
娘は(習い事の)お師匠さんから「女も学問しなければダメだ」と言われたと、そして論語を教えてくれた、と答えます。
そして娘は針仕事より学問は何の役に立つのか? 針仕事ができれば、妹の父上の着物を縫うことができるのに、と父親に聞きます。
父親(たそがれ清兵衛)は、「たしかに学問は針仕事のように役には立たないなあ」と言います。
そして、「しかし、自分の頭で考える力があると、これから世の中がどんなに変わっても生きていくことができる。これは男っこも女っこに同じだ。わかるな。」と娘に言います。
映画の時代設定は幕末、戊辰戦争が数年後に起こる。
今、幕末時代でもなく、日本を二分するような戦争が起こるわけではありませんが、それに匹敵するような「東日本大震災」を受けている私、私たち、問われています。
映画「たそがれ清兵衛」の最後のエンドロールで流れる曲が井上陽水さんの「かくれたメロディ」ですが、とても良いです。
YouTubeで見つけたので下記に添付します。
井上陽水・決められたリズム
手塚利男
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