69歳介護士奮闘記〜2人のおばあちゃんの涙

久しぶりに違うフロアを担当した
しばらく担当していなかったので私にとって初めて支援する方が5名
その中のSさん
起床時の着替えの支援でのこと
Sさん 
「これまで着替えは自分でできるでしょと言って手札ってくれんのよ」
「腕や腰が痛くて着替えるのに1時間もかかんのよ」

「そうですかあ、大変でしたねえ
(きっと、他のスタッフはSさんならできるからとの配慮からそのようにしたのだろう)」
「今日はできなところを手伝いますね」
日によってできる変わる
ご本人がやろうとすることまで支援しなくてもよいが、できないところは支援したほうが良い
パジャマを脱いで、肌着やシャツ、湿布のテープを貼る、腰痛ベルト、セーター、とやることは多い
体調や腰、腕の痛みの程度によってはできないこともあるのはよくわかる
Sさんから、スタッフの支援に対する苦情をずーっと聞かされながら着替えを終えて食堂に向かった
おやつ時にSさんにおやつと飲み物を届けた
Sさん
「今朝はあなたにやってもらって嬉しかったわあ」
(Sさん、関西弁で話が好き)
「こんなんじゃ死んでも良いと思うこともあるよ」
ふと気づくと涙目になっている
その後、出来るだけお話を聞いた
ちょっとだけ時計を見ながら
Oさんの午後の排泄介助の時
多量の便だったので
「たくさん出て良かったですねえ」
Oさんも嬉しそう
終わりましたからフロアに行きましょうと声声かけてした
すると
「行っても良いですか?」と
良いんですよと言った時
急に涙目に
何故かわからない
その後に車椅子を押してフロアに出た
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