69歳介護士奮闘記〜辛いこと、嬉しいこと

食事介助で辛いのは利用者さんが食べていただけないこと
嬉しいのは笑顔で食べていただけること
食べよう、食べたいと思わなければ食べない
当たり前のこと
食べようとしないなら、無理に進めなくて良いじゃないか
今日はここでやめよう
やめよう
と何度も思う
食べる意思がないんだからやめても良いじゃないか
と割り切れれば悩まない
でもそんなことはできない
食べていただけないのは私の介助に原因があるからじゃないかと思うからだ
また食べなければどんどん痩せていく
それをみていくのも辛い
今日は食べてくれるだろうか
と毎日、毎食、気になる利用者さんがいる
パーキンソン病を患っているMさんもそのお一人だ
気持ちも不安定、覚醒が悪い時、嚥下障害もある
最近、一週間ほどの間に食べる量が減ってきた
昨日はほとんど食べていない
食べるそぶりを見せてくれたのでお口に運ぶ
お口に含んだかなと思うと口の中にためて飲み込まない
しばらくして全部吐き出す
目があいていて声かけにも反応される
ひょっとしたら食べていただけるのではないかと再度お口に運んでみる
また口の中に溜めてしばらくして吐き出してしまう
昨日はその繰り返しだったし、今日の午前中までその繰り返しだった
午後のおやつの時間がきた
どうせ召し上がらないんだろうなと思いながらすすめた
ところがきっちりとお口を動かしごっくんとの呑み込んだ
次の一口も
また次の一口も
ええ! 試しに紅茶を差し上げてみた
これもごっくんと呑み込んだ
ええ!
結局、紅茶は160くらいおやつは完食、さらにヨーグルトも召し上がった
Mさーん
思わず抱きしめたくなった
嬉しい
今日はこんな1日だった
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