介護現場での就寝介助での出来事
悪態をつかれたという表現は不適切かもしれないが、私にとっては悪態だった
でも冷静になって考えて見ると、同僚からの依頼とはいえ本人が納得していないことをしたから仕方がない
夜勤者からUさんを夕食が終わってベットに入る前に本人が嫌だと言ってもトイレに連れて行ってくださいとの依頼だった
軽く引き受けたものの嫌がるUさんをトイレに案内した
立位がしっかり取れない上にイヤイヤだから余計にしっかり立ってくれない
この時は特に立つことができない状態だった
冷静に考えればやめても良かった
ブツブツ言われながらもなんとかズボンを下ろしリハパンを下ろしお尻が落ちるギリギリで便器に座ってもらった
夜勤者の読み通り、便器に座ると同時にお小水が出た
ここまではよかったが大変だったのはその後だ
立つ余力が残っていない
その時からぶつぶつが始まる
ブツブツを聞き流して左腕で身体を支えながら右手でリハパン、ズボン(正確にはパジャマ)、をあげようとするが身体が安定しないので上手くいかない
時間が経てば立つほど動くこともできなくなると考えてお尻が少し出たままだが車椅子に座ってもらった
運悪く座面のクッションカバーはビニールだった
瞬間、冷たいと言われた
一瞬、悪いことをしたなと思ったがあとの祭り
そこからベットに移動し、オムツに交換し、酸素チューブを鼻にかけ毛布、布団をかけ、部屋を出るまでの間
こんなひどいことをするのは君だけだよ
君がこんなことをされたらどう思う
お尻にパンツがちゃんとあたっていないよ
頭が低いよ
「すみません、はい、ちょっとがまんしてくださいね、はいこれからやります、はい、はい、はい‥‥」
相手はお客様だ、冷静に、冷静に、‥
今度会う時まで覚えているだろうか
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