先生と生徒の向き合い方、先生と親との向き合い方 <その5>

<10月21日の続きです>
再入部組にとって最後の夏の大会の当日を迎えることができました。
娘たちは、少し緊張もしながらも、以前のように明るくキャッキャしています。
選手として復活してから何回かの練習試合をやってきました。
成績はあまり良くありませんでしたので、親としては悔いのない試合をして欲しいと願いました。
顧問の先生も、前よりも声をかけてくれるようになってきたようです。
応援席を見渡すと選手の親や兄弟、校長先生、担任の先生も応援にきています。
校長先生も各選手の親たちもお互いに話をしませんが「ようやくここまで来た」という、お互いに感じるものがありました。
再入部組の中には部活が好きで続けた生徒もいれば、親から「部活を止めると高校受験時の内申書に響くから絶対に続けなさい!」と言われたので続けてきた生徒もいました。
その生徒に対しては生徒同士で励ましあいながらやってきたようです。
第一試合、スターティングメンバーは再入部組主体のメンバーです。
ゲーム中、親から反強制的にやらされていた生徒も3ポイントシュートを決めるなど、皆のびのびとやっています。
“何とか良い試合を”とドキドキしながら見ていたのは私たちだけなのかと思うほどでした。
4クオーターまで再入部組主体でやり、勝利することができました。
生徒たちも大喜びです。
ほとんどの生徒が泣いています。
私も不覚にも泣いてしまいました。
妻も、他のお父さん、お母さんも泣いています。
校長先生とも抱き合う?まではいきませんでしたが、思わず「よかった!ありがとうございました」と握手してしまいました。
ふと、相手のチームを見ると向こうも泣いています。
相手のチームも今日の試合を迎えるまでに色々なことがあったのだろうなあと思いました。
一段落したところで、毎年の恒例になっている「3年生だけの記念写真」を撮りました。
とても輝いています。
<少しだけ続きます>

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