思い出の腕時計

「手塚さん、趣味で使う時計とビジネスで使う時計を区別した方がいいですよ」
サラリーマン時代、関連会社に出向中、本社の情報システムの若手からこんなアドバイスをされた
当時は家族とオートキャンプに行くことが多かったので時計もダイバーウオッチだった
確かに
そうだなと思って買ったのが「シチズン クロノグラフタキメーター」だ
そんな高くはなかったと思うが電池切れをきっかけに使わなくなかった
妻とお互いにお気に入りの時計を買おうということになったからだ
たぶん
あれから25年
先日、介護現場で腰にぶら下げる適当な時計がないかと考えたときその時計を思い出した
引き出しの中から取り出してみた
手にしてみるとずしりと重く当時の出来事がいろいろと思い出してきた
出向中の悔しさも
25年も経っているから針はピクリとも動かない
目を見開いているが心臓が止まっているように見えた
悔しさだけでなく楽しいことも共有した仲間だからもう一度電池を変えて使ってみることに
お店に持っていったところ電池から液漏れがあり分解清掃が必要、費用は10000円ぐらいとのこと
その場で判断しないで持ち帰った
思い出のある時計だ
再び持ち込み分解清掃してもらうことにした
後でメルカリでは17000円の値がついていることがわかった
期間は1ヶ月とのこと

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