突然の別れ

I井さん、その日もいつもの体操メニューをこなされた

ご自分のタイミングとペースで歩行訓練やマシンを使った運動を黙々とされる

だからスタッフから「運動をしましょうか」と誘導することも少なかった

たまに「運動をしましょうか」と声をかけるとスッと立って運動された

おしゃれな方だった

そのI井さん、お亡くなりになったと聞いた

最後にお手伝いした時、スクワット運動では椅子から腰をあげることができなかった

弱ってきているかな?

夕方、送迎車で帰る姿を手を振ってお見送りした

それが最後の別れとなった

ご自宅で急変し救急搬送されたとのこと

施設で最後を見届けるのもさみしいがデイサービスに通われている方が自宅でお亡くなりになり、「あの時が最後の若手だったなあ」と思うのも寂しい

だから夕方お送りする時は後で後悔することがないように「これが最後」と思ってめいいっぱい手を振ってお送りする

コメント

タイトルとURLをコピーしました