<10月19日の続きです>
子供の事となるとパワーが出るものです。
娘に再入部組を集めてもらい、放課後、学校に行きました。
家に帰る生徒、これから部活に行こうとしている生徒、などで廊下などは生徒であふれていました。
校長先生に許可を取ろうとしましたが外出中でした。
代わりに副校長先生に目的を話し許可を得ようとしました。が、「困ります」と言われてしまいました。
そりゃそうです。
しかし、ここまできたら引き下がれません。
「分りました」と言ってそのまま再入部組がいる教室に行きました。
教室に入りました。
みんなは私の顔を知っています。
今回の出来事から練習を見に行きましたし、目の前の生徒が小学生のときから妻と試合の応援に行っていたからです。
一斉にこちらを見ました。
緊張の一瞬です。
前もって用意した「再入部組への手紙」を手に持ちながら、話し始めました。
「部活を辞める気がないんなら思い切ってやろうよ」
「みんなは部活が好きなんだろう。好きなら、顧問への不満もあるだろうけど、我慢してはどうか」
「この機会は二度と返ってこない。後悔しないようにしてほしい」
「みんなの言い分も聞くよ」
「校長先生も、親も、みんなで見守っている」
「顧問も変わろうとしている」
「夏の最後の大会まで数ヶ月もない。もう一度気を取り戻してやってみないか」
など、など、他に何を言ったのかよく思い出せないくらい話したように思います。
ほとんど手ごたえもなく教室を出ました。
俺って何をやっているんだろうなあと思いました。
学園ドラマのようにはいかないもんです。あれはやっぱりテレビの世界です。
<また、続きます>
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